AirPods Pro:あと少し、本当にもったいない。でもそれがApple。

散々迷った結果、QUICPayの20%還元に背中を押され購入してしまいました。

迷った理由はすでにAirPods(第一世代)を持っているからで、3万円と言う価格も相まって精一杯悩みましたが今買わなければずっと買わないかも…と言う思いがよぎり購入することに。

購入に満足はしていますが、もう少し伸び代がありそうというのが正直な感想ですね。笑

初代をさらに超えた「魔法」

初代AirPodsを初めて使ったときの感動は忘れることができませんが今回のProも負けず劣らずの感動を与えてくれました。

まず接続の速さ。内臓のチップがパワーアップしたことで本当に耳につけた瞬間に接続が行われます。この接続の手軽さ、スムーズさが他のイヤホンの追従を許さない特別な部分です。

ノイズキャンセリングはちょうどいい

両耳の接続が行われた瞬間に周囲のノイズがサーっと遠ざかって行きます。

仕事柄飛行機や新幹線移動をよくするのですが、遮音性の高さとノイズキャンセリング機能でかなり楽になります。移動中に使うという点ではSE215よりも優っています。

しかし、気になる点として低音のキャンセル力に比べて中高音のキャンセル性能が低い(もしくは抑えられている?)という点が挙げられます。

ここが「ちょうどいい」という表現をした理由でもあります。

人の話し声、タイピング音、車内アナウンスなどは小さくなれどもなくなることはありません。

以前家電量販店でソニーのヘッドホンを試した時には本当に無音になる感覚だったので少し寂しく感じました。

ノイズキャンセリング機能の限界なのかもしくは意図的に調整を行っているのかのどちらかは気になる部分です。

もしかしたら技術的、機能的な限界というよりは、聞きやすさや快適性を優先した結果なのではないかと考えています。

Appleはこれまでも使いやすさや快適さを基準にものづくりを行ってきた企業だと言えるでしょう。その姿勢が現れているとすれば納得のノイズキャンセリング性能です。

音質は最高ではないかもしれないが大満足

電車の中で音楽を聞いていて、よいイヤホンでなければなかなか聞こえない小さな音が聞こえてきました。それこそ初代のAirPodsでは聞こえない音が聞こえます。(決して大袈裟ではなく!)

SE215の方が音は確実によいと感じますが、ノイズへの強さや外で使うこと、カジュアルに使うことを考えれば確実に最高のイヤホンと言えるでしょう。

とはいえ不満がない訳ではない

前述のノイズキャンセリング性能以外にも不満がない訳ではありません。

まず価格。正直言って3万円は高いと思いました。(すでにAirPodsを持っているのに買った自分が悪いのですが…)

AirPodsの時点でやや高いと感じるのでProでそう感じることは当然かもしれません。

そして快適性。AirPodsのいつまでもつけてられるような装着性には残念ながら追いつきません。

カナル型の宿命ですが、耳の中の圧迫感をどうしても感じてしまうので長く使うと疲れてしまいます。

まとめ:逃れられないAppleの魔法

使いやすさという点で右に出るものはないでしょう。ここまで簡単に接続できるのはデバイスとOSを統一しているAppleの専売特許です。

今回追加された感圧コントロールも非常に便利で、ノイズキャンセルモードと外音取り込みモードの切り替えの利便性をとても感じました。

外せばええやん!とは行かないのがAirPods。音楽も止まってしまいますからね。

使ってみるまでは需要に気づかなかった機能ですが使用感に徹底的に拘ったAppleに気づかせてもらいました。

満足していますが、100点とは言いません。僕の中では80点!まだまだ伸び代はあります。

迷ったなら購入してみるのもいいと思います。

 

おしまい

 

 

カニエウエスト ジーザスイズキング

カニエウエストのニューアルバムがリリースされました。

今回のアルバムはヒップホップ色がかなり弱く、ラッパーのアルバムという印象がかなり薄らいでいます。

 

カニエはこれまでもヒップホップの範囲を広げてきた、ジャンルに囚われない表現を行っているアーティストだと感じています。

その中でも今作ではゴスペルとジャンル分けされるような楽曲が収録されるなどこれまでと雰囲気が大きく変化しています。

アルバム全体で27分とレコード時代のような長さにまとめられており、カニエウエスト本人が歌う部分がない曲もあります。

アルバムのタイトルにあるようにキリスト教の色彩も強いものとなっています。

 

お気に入り曲

Every Hour

アルバムの最初の曲はカニエが再解釈したゴスペル。

日曜礼拝と呼ばれるライブを毎週開催する彼だからこその曲になっています。

もはやヒップホップの要素はなく、今作における彼のスタンスが現れています。

Closed on Sunday

この曲をYouTubeで見つけたことがニューアルバムに気づいたきっかけでした。

静かなアコースティックギターの音に呟くようなカニエの歌から始まります。

中盤の盛り上がる場面に流れるシンセサイザーの音は2つの音程を行ったり来たりするだけのなんとも奇妙な曲です。

普通ならもう一度コーラスがくるようなところで曲が終わり何度も聞き返したくなります。

On God

この曲が最もヒップホップかもしれません。

シンセサイザーの音はネオンのような、夜の都市を車で走り抜けるような感覚を与えます。

この曲もとても短く2分15秒しかありません。

筋肉質なアルバムに仕上がっていると感じます。

 

感想:僕らはそれに抵抗できない: 「依存症ビジネス」のつくられかた

まとめ

薬物のような物質への依存ではなく、「行動」への依存が問題になっています。

その行動とは、スマホ、ゲームのような想像しやすいものだけでなくランニングやトレーニングのような運動も依存の対象となります。

 

依存を引き起こす要因は大きく分けて6つあります。

①達成すべき目標がある

②フィードバック(反応)が返ってくる

③進歩を実感することができる

④難易度が徐々に上がっていく

クリフハンガー(続きが気になる仕組み)がある

⑥社会的な相互作用がある

これらの6つの仕掛けが存在するものは依存性が高い傾向にあり、依存状態に陥ってしまうと簡単に抜け出すことが難しくなります。

そして依存状態への対策として、環境を大きく変更すること、依存行動を引き起こすものを近くに置かないこと(スマホを枕元に置かない)、そしてそもそも依存度が高いとわかっているものに手を出さないことを勧めています。

 

感想

生活を豊かにするはずのサービスにいつの間にか莫大な時間を奪われてしまうことがあります。

スマホの世界では特にその傾向が顕著で、ありとあらゆるサービスが画面にユーザーを釘付けにしようと仕掛けを行ってきます。僕自身1日7時間ほどもスマホを使用していた時期もありました。(ゲームはダウンロードしていないためほとんどTwitterInstagramYouTubeでした)

常識的に考えて1日のうち7時間もの時間を小さな画面の中で過ごすのはおかしいのですが、本当に気づかぬうちに時間は経っているものです。

それほどまでに時間を奪うにはそれなりの理由があるはずです。そしておそらく自分が特別という訳ではなさそうです。

こういった状況をよく理解するためには人間のもつ「傾向」を理解することがよいと考えました。

 

この本には人間がもつ「傾向」が説明されています。どういった仕掛けが危険であるのかを理解することでき、敵を知ることができます。

同じことであっても知らずにいる状態と分かっている状態では大きく異なります。

重要なことは自分でコントロールしているという感覚をもつことだと考えています。

もっと早く、スマホを手にする時に同時に読むのが最も効果的な本だと感じました。

同様なテーマである「デジタルミニマリスト」とともに何度も読み返すことで自分にとってよい行動を促すことができると確信しています。

 

 

 

僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた

僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた

 

 

デジタル・ミニマリスト: 本当に大切なことに集中する

デジタル・ミニマリスト: 本当に大切なことに集中する

 

 

 

 

Kindleの縦スクロール対応

今日iPhoneKindleを開くと縦スクロールに対応したとの通知が現れました。

ちょうどKindleのアプリがこうなればいいのになという話をしていたところの縦スクロール対応に驚きながらも早速試してみました。

 

このことが僕に与える影響は、

①読むスピードが格段に早くなる

Kindleにおける読書体験が格段に向上する

③ずっと欲しいと考えていたiPadが必要無くなるかも

の3点で、Kindleで今まで以上にに本を読む習慣がつくような気がしています。

①読むスピードが格段に早くなる

スマホで文章を読むとき、通常どういった表示形式をされているでしょうか?

ブラウザからラインのようなアプリに至るまで、ほぼ確実に縦スクロールでの表示をされています。

それなのになぜかKindleアプリは横にページをめくるような表示形式のままでした。

ページの見開きを用いた表現が存在する漫画ですら縦スクロール対応している例があるのにいまだに横開きというのはかなり不思議でした。

活字に限らず、ほとんどのコンテンツが縦スクロールなのは、スマホという媒体にそれがマッチしているからです。

最適なコントロール手法を手に入れたことで読むスピードが実感できるほどに早くなりました。

Kindleにおける読書体験が格段に向上する

Kindleで読書をするときにページをめくる感覚は最高と呼べるものではありませんでした。

ページをめくる時に一瞬読めなくなる。

そういった瞬間がページをめくるたびに発生することは集中力を切らす原因になり、無意識にでも読書をやめてしまう原因の1つになってしまいます。

視認性を向上させるためにやや文字のサイズを大きくしている自分はページをめくる頻度がより多いためこのストレスに悩まされていました。しかし今回のアップデートで全てのページをひとつながりに読むことができるようになりました。活字のみで構成される書籍にとってこの形式が自然であり、アプリの仕様に邪魔される状態から解放されました。

③ずっと欲しいと思っていたiPadが必要なくなるかも

大きな画面でインプットを一気に行うことができるiPadはずっと憧れでした。デジタルデバイスの使用用途を限っていきたい、使用時間を減らしたいと思っているにも関わらず、確実に読書しやすくなるという点で魅力を強く感じていました。

しかし今回の仕様変更でiPadは必要ないのかな?という考えが強くなっています。

むしろiPadを持っていると本を読むにも雑誌ばかり読んでしまいそうです…

もうしばらくは、iPhoneだけで過ごしてみようかと考えています。

まとめと今後欲しい機能

僕は縦スクロールがスマホに最も適した表示方法であると考えています。

スマホの縦長画面を最も有効活用でき、指の可動範囲を考えてもこの表示方法がスマホという媒体にはベストでしょう。少し試しただけで以前より効率がよいことに気づきました。

最後に僕が今後欲しいと思う機能についてです。

僕はKindleの使用中に通知の表示を制御する機能があるといいなと思います。Kindle起動中には通知が鳴らないようになれば、ほとんど紙の本に向かうような集中力で読書を進めることができそうです。

これからはたくさんのことができすぎるデバイスの機能をどれだけ自分で制御していくかが課題になると考えています。

 

おしまい