AirPodsProのリコールとこれまでのファームウェアについて。意図的にノイズキャンセリング性能を落としていたのは故障のため?

 AirPodsProにカタカタ音がする不具合が。

以前からノイズキャンセリングの際にカタカタ音がすると言われていたAirPodsProですが、10月31日にAppleが公式で故障があることのアナウンスを行いました。

2019年10月以前に製造したAirPodsProの交換を行うとのアナウンスです。

 

これまでAirPodsProに言われていたこと

これまでもよく、初期のファームウェアの方がノイズキャンセリング性能がよかったといった話がありました。

確かに発売すぐに店舗で試聴した時のノイズキャンセリング性能よりは落ちているのではないかという印象はありました。性能の劣化なのか、期待のしすぎだったのかと思っていましたがネット上でもファームウェアが上がると性能が落ちるという話が出ていました。

 

今回のアナウンスから思ったこと

Appleは早い段階で不具合に気づいていたのではないか?

「10月以前に製造のAirPodsProに不具合」のアナウンスを聞くとこれまでのファームウェアに言われていたノイズキャンセリング性能の低下が偶然でなく思えます。

Appleは自社でノイズキャンセリングの仕様をかなり研究しているはずです。

どのレベルで音を消すのか、どの音域を消すのか、残すのかという調整を行いながら消費者向けにリリースしているでしょう。

その中で初期製造のものはノイズキャンセルの音量(ノイズの逆位相の音の音量)を上げすぎると歪んでしまい、カタカタといった音になると気づいたのではないでしょうか?

すぐに不具合を修正したモデルにマイナーチェンジしたが既存のものはどうしようもない

11月製造以降のものは不具合がないということからかなり早い段階で気付き製品の修正をしたと考えられます。

しかしながら人気製品であるAirPodsProですのでかなりの数が市場に出回っているはずです。

すぐにリコールしてしまうと販売に影響が出ることは間違い無いのでしばらくは問題にならないように調整したのだと考えられます。

そのことでノイズキャンセリングは初期より下がってしまったのではないでしょうか?

 

発売から1年たち、落ち着いてきたので不具合を認めた?

発売から1年たち、新しい iOSで空間オーディオに対応するなど大きな進化を遂げたAirPodsProですが、その効果を最大限生かすためには機械の性能をしっかり使い切らないといけないのではないかと考えます。

そのため初期製品の不具合を調整し続けられない状況になったのではないでしょうか?

また市場にもかなりの数が出回ったことでアクティブで使われているAirPodsProの中で初期ロットの製品の割合はかなり下がっているのでしょう。

そのため初期ロットの足かせを外してAirPodsProをさらに上に押し上げていくのではないかなと感じています。

 

Appleのサポートのおかげで心配なく製品を買える

ここまでの話はあくまでも私の仮説ですが、故障時のAppleの対応はとても素晴らしいと思います。

AirPodsの接続に時間がかかるようになった不具合が発生したことがありますがその時も持っていくとしっかり交換してもらうことができました。

修理の拠点が多く、修理のオプションも持ち込みと郵送の両方に対応しています。

サポートセンターに電話した際も非常に知識量の豊富な方に親身に対応していただきました。こういう部分が安心して購入できる理由です。